庵野秀明はバージョン番号を付けるのが好きなのかも知れない: 序破Q

『ヱヴァ新劇場版:序』DVD、庵野秀明のサークルが発行した同人誌などからの仮説

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版特装版DVDはまだ届いていないのだけれど、作品の再調整・アップデートに伴って『EVANGELION:1.01』にバージョンアップしたことに関して、ふと思ったことがある。

自分が知っている範囲では、テレビや劇場で公開した作品に手を加えたとしても、それを作品タイトルに反映するなどといった例は、見たことがない。テレビアニメの本放送時からソフト化までに手直しをするのは日常茶飯事らしいが、それにも関わらず明示はほとんどされていないと思う。

しかし、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』では、そこをあえて、英文タイトルのバージョン番号を上げることによって明確に表している。ここからは個人的な予想になってしまうのだが、もしかしたら庵野秀明氏は、内容が変わったことを示すバージョン番号を付けるのが好きなのではないだろうか。

ただ、予想するにあたっての過去の事例が、2例と少ない。しかも両方、庵野氏が主宰する同人サークル「ハッピー興行新社」が発行した、同人誌のタイトルである。

それぞれ、発行時には事情があって収録できなかった作品等を後から追加し、改めて発行したもので、前者は1992年発行の『鶴田謙二作品全集 壱』の補強版、後者は2006年発行の『楽勝! ハイパードール 6』の補強版となっている。バージョン番号を上げることによって、内容が変わっていることを示しているのだ。

たったの2例だけを挙げて、「バージョン番号を付けるのが好きなのかも」と書いてしまうのは安易かも知れないが、ただの思いつきで『EVANGELION:1.01』とバージョン番号を付けたのではない、ということは分かる。また、後からいくらでも手を加えて万全に近づけたり、それをきちんと明示したりする、アニメ作品に限らず、もの作りへの真摯な姿勢も見て取れる気がする。

たった「0.01」しか上がらなかったバージョン番号だが、今後予想されるBlu-ray Discでの発売時には、さらにバージョンが上がると思う。勿論、それをまたファンは買わなければいけないし、バージョン「1.01」であるDVDも買えるうちに買っておいて、併せてチェックしなければならない。映画公開前も公開後も、そしてソフト化後も色々な意味で振り回される、『ヱヴァンゲリヲン』ファンの辛いところである(笑)。

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