少年エース 2006年12月号 感想: 序破Q

少年エース 2006年12月号掲載 『新世紀エヴァンゲリオン』、『未来日記』、『NHKにようこそ!』、『涼宮ハルヒの憂鬱』の感想

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月刊少年エース12月号

1週間ぐらい遅れて、ようやく購入。ここ数ヶ月は発売日ぐらいに買えていたのに。わざわざ行こうと思わないと、本屋にはあまり縁がないようだ。

今月号から「新世紀エヴァンゲリオン」以外の感想も書くことにした。

「新世紀エヴァンゲリオン」 STAGE.74 手のひらの記憶

相変わらず、TVシリーズと同じような展開。会話が長く、出会った時のシーンを回想したりと、比較的急ぎ足になっていたTVシリーズと比べると、より深みのあるシーンになっている。出会った時からお互いに惹かれ合ったのとは違い、マンガ版ではシンジはカヲルを嫌っていた。しかし、締め殺す前のページ、最後の最後で奇妙な友情が生まれた描写は良かった。1ページを丸々使って、カヲルを締め殺す初号機が描かれ、ページをめくると見開きでシンジがカヲルの首を絞めているイメージシーン。本来は残酷なシーンだが、最後に挿入された見開きのイメージシーンによって美しいシーンへと変わっていると感じた。

使徒であるカヲルを殺したことにより、罪悪感で以前にも増して心を閉ざしてしまうシンジ。自分が守ろうとしているものは何なのか?疑問が生まれ、自問自答が始まる。TVシリーズではカヲルを殺した後、すぐにいわゆる最終話に突入してしまったため、過程が省かれた。マンガ版独自のオリジナル展開が始まるのかも知れない。結局は「THE END OF EVANGELION」をマンガ版にしたものに繋がっていくのではないか、とも思うが、そこまでの過程はとりあえず見もの。

余談だが、原作に“カラー”が追加された。

「未来日記」 Diary10:我妻由乃の幸せな日

ひとつの事件が終わり、普通の日常に戻るかと思いきや、早くも強引な展開。雪輝の家族が描かれた覚えがなかったが、ここに来て登場。由乃と共に、雪輝を置いてきぼりにしつつ強引に話を進めて行く。

自室に勝手に上がりこんだ由乃を母親から隠すために、クローゼットに押し込むのはありきたりだったが、外で修羅場を向かえて必死になっている雪輝と、中で未来日記を見つつ勘違いしている由乃のギャップは面白かった。その後の、隠してあったグラビア雑誌を見ている由乃、それを取り上げる雪輝、さらにそれを取り上げる母親の流れも良かったと思う。冒頭の、雪輝による母親の説明にあった「この人の遠慮無さ過ぎなとこが嫌なんだよなあ」という言葉も手伝って、ここまでの流れで雪輝が母親を苦手としていることが充分に伝わってきた。

一見純粋に雪輝のことを想い、多少強引な手も使いつつ雪輝の心を手に入れようとしているかのような由乃。しかし、所々で異常な部分が見え隠れするのが不気味だ。新しい日記所有者と共に、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。

それぞれの人物の性格、個性がよく描かれている話だと思う。ただ、由乃の入浴シーンで1ページ丸々使って裸を描かなくてもいいんじゃあないだろうかと思った。

「NHKにようこそ!」 第33話 歌舞伎町にようこそ!

やはりマンネリ化している。頭の中では山崎のことを想いつつ、気づくとゲームセンターに行き、気づくとパチンコをやり、気づくとのめり込んでいる佐藤は非常に面白かった。

「涼宮ハルヒの憂鬱」第14話 笹の葉ラプソディⅡ

扉絵のキョンとハルヒは、位置関係が不自然。ハルヒが手前でキョンが奥なのは分かるのだが、最初はハルヒがキョンの背中に乗っているように見えた。大きく描かれた長門と、背景は良かった。

原作の「笹の葉ラプソディ」は個人的にかなり好きなのだが、今回のマンガ版ではどうも面白さを感じられなかった。ただ単に原作をなぞるようにして、淡々と物語を進めているように見える。3年前から現代に戻ってくるシーンでも、長門の能力の凄さが今ひとつ伝わって来なかった。朝比奈さんは困惑のセリフを述べていたが、ただの説明セリフだけで終わっており、読んでいる側を置いていっているように感じた。ストーリーに浮き沈みがなく、決してつまらないと感じる程ではないのだが、面白いとは簡単に言えない内容。やはり、小説のマンガ版は難しいのだろうか。

「名探偵エヴァンゲリオン」 -特別読切 前編-

最初から最後までは読んでいない。あまり出来の良くない同人マンガにしか見えないのは、気のせいではないだろう。ゲームの宣伝のためだけに掲載されたようにしか見えず、いい印象は受けないなぁ。

「碇シンジ育成計画」 STAGE.19

上と同じく、最初から最後までは読んでいない。人物の顔や背景など、全体的に大雑把な絵柄だと思うが、アスカのパンチラ描写は妙に力が入っていたように思える。

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